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漱石の作品

『三四郎』を読み解く

漱石の前期三部作の最初の作品です。謎の女「美禰子」が三四郎に「ストレイ・シープ」と囁きます。熊本から大学に通うために上京した三四郎は、都会人に接し、故郷は脱ぎ捨てた世界になりました。三四郎は美禰子の言動に翻弄され続けます。
漱石の作品

『坊っちゃん』を読み解く

「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりして居る。」で始まります。正直で純粋な坊っちゃんが、赴任した中学校を舞台に、「赤シャツ」と「野だいこ」をこらしめるというストーリーです。赤シャツは、坊っちゃんが最も嫌う裏でこそこそと動く人間です。
漱石山房記念館だより

『漱石山房記念館だより』特集記事

漱石山房記念館は東京都新宿区にあります。漱石の書斎が再現されています。貴重な資料も展示されています。この小冊子は令和元年9月から年間3回のペースで発行されています。漱石の孫である半藤末利子名誉館長の漱石談などを読むことができます。
漱石の作品

『吾輩は猫である』を読み解く

漱石のデビュー作。作品冒頭の「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」は有名です。人間観察眼をもった猫が登場します。最後まで名前を付けてもらえなかったのは残念です。猫が人間の本性を明らかにします。明治維新を推し進めなければならない状況で、日本、日本人の良さが失われていくことを漱石は嘆いています。
漱石が生きた時代

漱石の経歴と時代背景

漱石が生まれたのは1867年で大政奉還の年です。漱石が生きた時代に、日本は、日清戦争、日露戦争に勝利し、第一次世界大戦へと進んでいきました。漱石は、戦争、明治維新、近代化、西欧化という激動の時代を生きた人です。